ジムトレーナー研修を動画に置き換えて、育成担当者の残業時間を70%削減!
ココカラ本厚木店(人の森株式会社)

ジムトレーナー研修を動画に置き換えて、育成担当者の残業時間を70%削減!

目的
  • ジムトレーナー研修の手間の削減
課題
  • ジムトレーナー研修による育成担当者の残業時間が80時間を超過
効果
  • 育成担当者の残業時間を70%削減し、25時間まで減少

人の森株式会社では、不動産事業の活用としてフィットネスクラブの運営を始め、地域の人々のコミュニティの場となるようなフィットネスクラブ「フィットネス&スパ ココカラ」を3店舗展開しています。
※うち2店舗は別会社に運営を委託
今回は、ココカラ本厚木店でのジムトレーナー育成における課題とshouin導入による効果をお伺いしました。

 

ココカラ本厚木店 マネージャー
寺田 雄 様

ココカラ本厚木店 トレーナー
佐々木 鴻 様

 

ジムトレーナー育成にかかる時間が80時間。この時間をどうにかして削減したかったんです。

導入時の課題と決め手について教えてください。

佐々木様: ココカラ本厚木店では1~3月のスタッフの入れ替わりが激しく、特にジムトレーナーの育成研修には80時間ほどかかっており、それが直接的に育成担当者の残業時間に繋がってしまっていました。
研修内容は主にトレーニングマシンの使い方やレッスンの進め方などで、研修対象者が複数いる場合は同じ説明を何度も繰り返す手間が発生してしまっていました。これらを動画に置き換える事ができれば大幅に研修時間を削減できるのではと思い、動画研修ツールを探していました。
shouinに決めた理由は、使いやすいデザインと操作性です。 アルバイトスタッフとして入職する方は学生が多く、モチベーションを維持してもらうためにも「見やすさ、使いやすさ」という部分には重点を置いていました。

 

膨大な研修項目を整理し、コンテンツを準備していけるか不安でした。

導入時の課題を教えてください。

佐々木様: 研修項目をどうやって整理していくか、というのがハードルでした。
全て洗い出ししようとするとかなりのボリュームになり、その中からどの役職の、どのコンテンツから準備していくのかを考えるのに時間を要していました。


その課題はどのように乗り越えられましたか?

佐々木様: 導入サポートの中で細かく業務の洗い出しをすることができたので、集中した時間の中で洗い出しと整理ができました。洗い出し項目を基にカテゴリの構成図を作成し、その中にどんな動画を入れていくか設計を進め、コンテンツ準備にスムーズに取り組めました。
現在はジムトレーナーの役職のみ研修コンテンツを作成していますが、フロント、クリーンも同様に業務整理・コンテンツ作成に取り組んでいく予定です。

 

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コンテンツ準備はどのように進められましたか?

寺田様: 自分たちでiPadを使って撮影・編集をしました。 コンテンツについて整理することができたとはいえ、ボリュームはかなり多かったので、毎週木曜日の休館日に動画撮影する体制をとりました。
工夫した点は、モデルを決まった人物にしないことです。社員全員でコンテンツを作るんだ、という意識をしてもらうために、多くの社員を巻き込んでコンテンツ撮影に参加してもらいました。
最初は撮影に消極的だった社員も、回数を重ねるごとに構図や話し方のポイントを掴んでいき、質の高いコンテンツに仕上がっていきましたね。

 

img_case_coco-kara02

 

育成担当者の残業時間が55時間削減され、業務の生産性が向上しました。

導入後の変化と効果について教えてください。

佐々木様: 当クラブでは、シフトの中でshouinを見る時間を設けて研修を進めています。
運用開始当初は、研修を動画に置き換える事によってモチベーションが高いスタッフ、低いスタッフの差がさらに広がるのでは、という不安もありましたが、全体的に積極的な動画視聴をしてくれています。
これまで行っていた机上研修ではメモを取っていないと復習することができない状態でしたが、shouinで動画での復習ができるようになったので、非常に効率的になりました。
具体的な効果としては、当初課題となっていた育成担当者の残業時間が25時間にまで削減され、会社側から残業時間の指摘をされることがなくなりました。shouinで動画を見てもらっている間に他の業務に取り組めるようになったので、有意義な時間の使い方ができています。
寺田様: 「何度も同じことを説明しないといけない」というストレスからも解放されたようで、育成担当者のメンタル的にも良い作用が働いていると思います。
どの動画を見せるという指示さえ明確になっていれば、育成担当者が休みの日や急遽別の業務を行わなくてはいけない時もスムーズに研修が進められるようになっています。
研修を受ける側のスケジュールに合わせて進められるようになったので、これまで週1回だった研修を週2、3回に増やして、育成時間を2か月から1か月に短縮していくといった動きが進められています。


削減された時間でどのような業務を行っていますか?

佐々木様: 当クラブでは社員の間で定期的にジョブローテーションをしているのですが、時間的余裕ができたことでローテーションがスムーズに済むようになり、私に任せてもらえる業務も増えたので、社員業務全体の生産性向上にもつながっていると感じています。


運営店舗が増えていく中で、活用の幅をもっと広げていきたいと思っています。

今後の展望についてお聞かせいただけますか?

佐々木様: 今後自社での運営店舗が増える予定ですので、shouinで研修内容の統一化と、研修の質の向上を目指していきたいと思っています。
現在はアルバイト向けのコンテンツ内容がメインとなっていますが、新入社員・既存社員が学ぶべきことも整理し、shouinでの学習を促していけたらと考えています。
機能については、動画視聴のみで育成担当者の残業時間が55時間削減できましたので、クイズ・チェックリスト・動画レビューの機能をフル活用し、知識の定着や戦力化にかかる時間の削減など、もっと業務を効率化していくことを目指していきたいと思います。


フィットネスは、利用者の方に動きを伴うレクチャーが多い業種。動画マニュアルが高い効果を発揮すると感じています。

最後に同業種の企業に向けたメッセージをお願いします。

寺田様: フィットネス業界は利用者の参加率が4%といわれています。つまり約96%の方はフィットネスクラブがどんな場所か知らない、または内部の詳細について知らない状態です。当社に入社されるアルバイトスタッフの方でも、大半がフィットネスクラブに通ったことが無い方です。それなのにマシンや器具は普段の生活の中で耳慣れないものが多く、知らないことが非常に多い環境に入って、文字だけのマニュアルでマシンの名称や使い方等を覚えてください、というのは難易度が高いと思います。
shouinの動画を活用することで、より実際の動きがイメージしやすくなり、覚えるハードルを下げることができ、専門性を解消していけることが導入のメリットだと感じています。

会社名
ココカラ本厚木店(人の森株式会社)
事業内容
フィットネスクラブ運営
設立
2007年4月
従業員数
52名(2020年4月現在)

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