研修ツールを一元化、管理効率と受講者の学習効率の向上を実現
株式会社赤ちゃん本舗

研修ツールを一元化、管理効率と受講者の学習効率の向上を実現

目的
  • 人財育成のツールを統合し育成効率の向上 
  • 受講者の理解度の計測 
  • 受講管理の構築
課題
  • 紙ベースで人財育成を実施していた 
  • 管理者側が受講ができているかの確認ができなかった
  • 受講者が見たい時に動画を見れる環境でなかった
効果
  • 受講履歴の可視化、管理の実現による育成効率の向上
  • 入社後の業務上の課題のヒアリングやフォローが行いやすくなった

 ■株式会社赤ちゃん本舗

マタニティ&ベビー・キッズ用品の専門店「アカチャンホンポ」を全国に展開している株式会社赤ちゃん本舗は、子育てのあらゆる場面においてお客さまの気持ちに寄り添い、それらを支える価値を生み出し、提供することをコンセプトにアルバイト・パートスタッフから正社員までの人財育成に力を入れています。

今回は、shouin+を活用した研修・トレーニングを推進している人財育成部の廣瀬様、榊原様にshouin+の導入を検討するに至った背景から、今後実施していきたい施策までお伺いしました。

 

■ご担当者様プロフィール

廣瀬 仁 様 (人財育成部 部長)

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榊原 真奈美 様 (人財育成部)

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Q1.導入前に抱えていた課題について

shouin+導入前の研修や人財育成のお話を絡めながら、抱えていた課題、shouin+をご導入いただいた目的についてお聞かせください。

【導入前の状況】

廣瀬様:現場での人財育成は基本紙ベースでチェックしていました。動画マニュアルは以前からありますが、管理者側から一方的に配信することしかできず、視聴したかどうかの進捗確認は紙のチェックシートで自己申告制でした。そのため、本当に視聴して理解しているのか、というところまで管理することができていませんでした。

店舗側としても、店長しかアクセスできないシステム上に動画が配信されており、受講者が見たいときに動画を見ることができないという状況が課題でした。

 

【導入した目的】

廣瀬様:一つ目は、紙で渡しているもの・システムで配信しているものが混在していたため、ツールにばらつきのあった状態を解消し、現場の育成効率を向上させることです。二つ目は、従業員の理解度を計測できるように受講管理を構築することでした。

当時、店舗側と管理側で把握している進捗状況に乖離が生まれていたので、その溝を埋めたいと考え、教育に関するクラウドサービスを探し始めたところ、当社が求めている機能が全て備わっていたshouin+を選びました。

他ツールは動画配信に特化していたり、教育管理に特化しているものが多い中、shouin+はどちらもできるというところが選定した理由です。

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Q2.導入のタイミングについて

導入タイミングの理由や背景をお聞かせいただけますでしょうか。

廣瀬様:人財育成を店舗主体で行う環境にするには、本社教育部門と店舗でリアルタイムに相互確認できる環境が必要だということは常に考えていました。その上で、タブレットを活用した店舗運営のツールを導入することになり、育成面も一緒に推進していくことになりました。

以前利用されていたシステムと比較し、shouin+で具体的に良いと思っていただけた機能はありましたか?

廣瀬様:管理者から一方通行のコミュニケーションではなく、受講者側と双方向のやりとりができること、分析機能が充実しているところです。

 

従業員の方からのお声はありましたか?(導入後の現場の声)

廣瀬様:これまで現場では紙ベースで育成・管理する方法をずっと取っており、それが当たり前になっていましたが、shouin+を導入したことで紙で行っていたチェックリストも置き換えることができました。ただ、紙からタブレット端末の管理に変わったときには流石に戸惑いの声もありました。

弊社は幅広い年齢の従業員が在籍していますが、今では皆さんshouin+を使用することが当たり前になってきています。

 

教育対象者は何名ですか?

廣瀬様:約3700(全従業員)です。

 

 

Q3.導入の背景・ミッションや実施している研修について

人財育成部としてのミッション、強化したいスキル、育成に関する考え方をお聞かせください。

廣瀬様:弊社では、入社3年目で副店長、5年目で店長を目指すという育成プランを立てています。多くの新入社員は入社1年でストアリーダーになり、そこからキャリアを積み、店長・副店長を目指すべくモチベーションを上げていけるよう心がけて研修を実施しています。

 

これまでは、新入社員に対する研修に注力しており、中堅層に対する研修が手薄になっていました。副店長・店長に昇格するための明確な基準がなかったため、shouin+を導入するタイミングで、チェックリストや検定を「ここまで完了していないといけない」という基準を設けました。従業員側としても、今自分がどこまでできているかが可視化され、上長にフィードバックをもらえることがモチベーションに繋がってきていると思います。

 

中堅層向けの育成プランを立てるのは大変でしたか?

廣瀬様:店長や副店長として従事する上で必要なマインドの部分は形になっています。現在は必要なスキルや実務に関する研修と、昇格した後のフォローアップについて設計しているところです。今年度(2024年度)にはリリースすることができそうですが、継続的にブラッシュアップしていきたいと考えています。

 

新入社員研修については、やり方をどんどん変えて刷新していく必要があると思っています。管理者側が当たり前と感じていることが新入社員にとってはそうではなかったり、こちらが想像していない視点で物事を捉えていて、会社を変えていく力になると感じています。その新入社員と一緒に働いていくために、研修の内容や方法を日々ブラッシュアップしています。

 

店舗入社時研修はどのような経緯で始まったのでしょうか?

(店舗入社時研修とは=店舗へ入社したアルバイト・パートスタッフに向けた研修。Zoomとshouin+を組み合わせて実施し、入社後から3ヶ月間で達成することを目標としている。)

 

廣瀬様:従業員の離職防止が目的です。入社初期に「会社全体で受け入れてもらえている」ということを感じることで、従業員が安心して業務に入れるように体制を整えています。shouin+を活用することで、全ての従業員が同じ基準で育成を進めていくことができるので、入社3ヶ月の段階での業務に関する悩みのヒアリングとアフターフォローがしやすくなりました。

 

トレーナー側の変化はありましたか?

廣瀬様:紙ベースで管理していた頃とは違い、従業員の受講履歴が見えるようになったことから、店長・副店長も「今まで以上にしっかり店舗スタッフに対してフィードバックをしないといけない」という意識の変化があるように感じます。

榊原様:あとは店舗入社時研修を実施していることで店舗側と店舗スタッフが共に、導入時に必要な業務が効率的になりました。また、店舗スタッフはシフト制なので、店長と店舗スタッフが必ずしも一緒に業務できるとは限らないのですが、受講履歴で進捗を確認しやすくなり、育成効率も上がっています。

 

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Q4.今後の動きと狙っている効果

後shouin+をどのように活用していこうとお考えなのか、どのような効果を期待しているのかについてお聞かせいただけますでしょうか。

榊原様:研修で利用しているチェックリストを紙からshouin+へ置き換えましたが、まだ店舗によっては紙のまま研修を実施しているところもあります。そういったところで、店舗スタッフが自ら「shouin+でやらなきゃ」と動いてもらえるように意識づけを強化していきたいです。何か困ったことがあったら「あのマニュアルがあるからshouin+を確認し、自分で知識を取得していこう」という存在までもっていきたいと考えています。

「検定やコーストレーニング=shouin+」という意識づけは90%に達していますが、残り10%はサムネイルやタイトル・説明文をわかりやすくしたり、さらに研修をshouin+へ置き換えていくなどの工夫を重ねているところです。

 

廣瀬様:shouin+が入っているタブレットを持っていないと不安になるくらいのツールにしたいと考えています。見やすさ・使いやすさの改善を継続していますが、それらの精度をさらにあげていきたいですね。

何か困ったときに頼れるツールがshouin+である、ということを浸透させていきたいです。そのために都度店舗のリアルタイムな声や情報を把握して、運用を改善し続けていきたいと考えています。

 

今後実施していきたい施策などはありますか?

榊原様:新入社員研修において、去年まではかなりの印刷物を渡していました。資料に限らず研修自体もshouin+へ移行していけるように、副店長経験のあるメンバーが中心となって取り組んでいるところです。「これは紙で渡した方が良いのでは」といった声もありますが、利用履歴を確認できたり手軽にいつでも閲覧できる環境を整えていきたいので、まずはshouin+で実施して、結果を分析し、改善に繋げていきたいと考えています。

会社名
株式会社赤ちゃん本舗
事業内容
マタニティ&ベビー・キッズ用品専門店
設立
1932年4月
従業員数
3,768名(2023年2月時点)

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